ちょっと、真面目にSSDを考えてみる

SSDに交換するに当たってちょっと真剣に考えた。根本的なPCのパフォーマンスに依存するというところであって一概に言えないが、次のデータに基づき検討してみた。

  CF8GB/120倍 HGST 1.8 P70T/V HDD/5400rpm P70T/V(SSD) CF8GB/266倍
Sequential Read 14.665 15.326 19.11 35.676 48.28 38.523
Sequential Write 13.553 16.702 19.63 32.439 28.81 26.458
Random Read 512KB 15.763 10.927 13.28 22.339 54.35 38.248
Random Write 512KB 1.328 8.069 9.399 21.128 11.93 9.341
Random Read 4KB 7.348 0.32 0.493 0.89 12.83 14.005
Random Write 4KB 0.024 0.916 1.191 1.414 1.105 0.132

データだけだと見にくいのグラフ化するとこうなる。

一番高速なのは、SSDであることは、本グラフを見ると一目瞭然である。これらについては、一般的なPC雑誌に委ねる。

次に上のデータに使われた各種ドライブは、次の通り。

  価格 容量 1GB単価
(CF8GB/120倍)My Flash 120X 8GB(A-Data) 12,324 8 1540.5
(CF8GB/266倍)TS8GCF266(Transecend) 13,618 8 1702.3
(HDD/5400rpm)HTS548040M9AT00(2.5inch/5,400rpm) 5,980 30 199.3
(SSD)MCBOE32G8APR-0XA(SSD) 59800 32 1868.8

意外と健闘しているのがTransecendのTS8GCF266と2.5inch/5,400rpmのHDD、1.8inch/4,200rpmのHDDと続く。最安値13,618円で比較すると若干ではあるが、SSDより安くなる。1GB当たり単価166円安くなるが、平均単価で見ると若干SSDより高単価になる。また、CFカードのほかアダプター(個人的には、IR-ICF02S)の金額を加えるとSSDより単価が上がる可能性がある。既に持っているのであれば、イニシャルコストを大幅に抑えることが出来るため、ある意味安価にSSD化が可能になる。安価に2.5inch HDDのSSD化を目指すのであれば、最適なソリューションと考えられるが、基本的な容量が少ないためこの容量を保管するまたは、用途を特定することによりメリットを得られる。個人的には、Libretto LシリーズやThinkpad S30当たりに導入し、Win2Kなどを動かし、外出先のメール、ネット閲覧、テキストの作成などにおいては、ベストではないかと思われる。

次にHTS548040M9AT00が、あげられる。単価も安く当然的に考えてごく普通な人が選択する上では、この上なソリューションである。なので、詳細は、割愛。

A-Data My Flash 120X 8GBに関しては、もう、勿体なくて泣きそうである。ちょっとは、期待したが、全然お話にならず。

てな感じでございます。SSDは、確かにいい。でも、高い!ここが泣き所である。また、製品的には、今後成熟が必要な商品であり、現状、欲しいヤツは、即買え!層でもない人は、まってもいいんじゃない?って言える商品だと思えてきた。そこで、どうすればいいかを簡単に。

1.TS8GCF266とIR-ICF02Sを購入する。
2.SSDが買い時と思えた頃、SSDに変更する。
3.そのときの1の値段と2の値段が足して59,800円を超えなければ勝ち。

今、TS8GCF266とIR-ICF02S、両方買って2万円しない程度。SSDが4万円を切ってタイミングを見計らって購入すればokじゃないか?TS8GCF266は、予備ストレージとして使うというのが良いのではないかと思われる。

早く量産効果が出て安くなることが今後の課題だなぁ。