コトラー ソーシャル・マーケティング
久しぶりで外出だったので訪問先の帰り、書店で本をザッピング。タイトル買いでこんな感じで並んでいた。
コトラー ソーシャル・マーケティング 貧困に克つ7つの視点と10の戦略的取組み
- 作者: Philip Kotler,Nancy R. Lee,フィリップ・コトラー,塚本一郎
- 出版社/メーカー: 丸善
- 発売日: 2010/01/29
- メディア: 単行本
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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
- 作者: 岩崎夏海
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/12/04
- メディア: 単行本
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なにこの罠見たいな並べ方は?オレ、野球があんまり好きじゃないのでって買ったのは「コトラー ソーシャル・マーケティング 貧困に克つ7つの視点と10の戦略的取り組み」。ソーシャルマーケティングってタイトルで交遊したのだけど、内容はそこそこシュールなんだが、はー、そうなのかぁって考える内容が、ぽつぽつ出てくる。ちょっと、ネタバレを書くと・・・
2005年のダボス会議でマラリアで死亡する子供達が毎月15万人いるという演説をアフリカのある国の大統領がおこなった。それを防ぐためには、1つ4ドルの蚊帳があればいいという話だった。それを聞いたシャロン・ストーンがその場で1万ドルを寄附してほかの人にも呼びかけた。30分間で100万ドルが集まり25万個が調達出来る額になった。しかし、それは、実行されなかった。なぜならば、この無料配布によってこの国における蚊帳のビジネススキームは、一瞬で崩れてしまうというのだ。そして、崩れたあと残る物は、何かというと職を奪われた人達と国内で生産できなくなる蚊帳という話。
読んでいくとこの手の話は多い。貧困なので食料援助→元々地元で生産していた農作物の取引価格が下落→新たな貧困発生と、金・物のばらまきはだけでは、どくなことが無いって話になる。
本としては、読んでも読まなくても良いような本だと思うが、ちょっと勉強になったので買ってよかったかな?と、思った。無料ってちょっと考え物だなぁ。